806日、スズキ再捕。
今度は806日(2年と76日)。
前回に続いてまたタグ&リリースしたスズキが再捕されました。
こちらがタグ&リリースしたスズキ。
当時の記事 ⇒ 「風がオレを呼んでいる!!」
今回は和歌山県海南市在住のルアーアングラーさんによって再捕されました。
再捕場所は、僕がリリースしたポイントと全く同じポイントでした。
やっぱり戻ってくるんですね~スズキって!
今シーズンもよく通ったポイントだったので、もしかしたら僕に釣れていた可能性も…??
リリース当時の大きさは叉長50cm。
成長が気になるところでしたが、再捕されたアングラーさんがメジャーを持ち合わせてなかった為に計測できず、およそ60cmとのことでした。
◇ ◇ ◇
JGFAでは、1985年~2017年までの間に東京湾で59073尾のスズキがタグ&リリースされ、うち再捕が574尾というデータが出ています(再捕率0.97%・全国では1.11%)。
ちなみに僕は泉南をメインに44尾のスズキをタグ&リリースし、再捕は3尾(再捕率6.82%)。
しかもその3尾はいずれも1~2年後の同じ時期、同じエリアでの再捕ですから、スズキの産卵行動に伴う回帰性をよく表していると思いますね。
「再捕率が高い=個体数が少ない」と言えるのですが、スズキの資源に関しては、まだそこまで心配するほどではないようです。
ただ心配ないとは言っても、全国的にスズキの漁獲量は減少しているのが現状。
釣り人の声も「昔よりも釣れなくなった」「型が小さくなった」という意見が殆どです。
昨年秋にJGFA主催で「東京湾スズキ・シンポジウム あれから20年」が開催されました。
JGFA会員、漁業者、研究者、行政、船宿、マスコミ、一般の釣り人など様々な立場の方が集まっての意見交換会です。
「東京湾スズキ・シンポジウム あれから20年」
それぞれが対立するのではなく、資源存続の為に同じ方向に向き合うのはとても素晴らしいことだと思います。
そして今夏からは初めての試みとして、東京湾のスズキの釣獲量を把握する為の調査を始めるとのこと。
釣り人側も実際にどれだけのスズキが釣られているのか数字を出さないとダメだということですね。
「釣れなくなった」と嘆くだけでは、資源存続の対策には繋がりにくいですからね。
今回の東京湾での試みをモデルに将来的には他の地域、他の魚種へと繋げていくのが理想とのこと。
具体的にこれからどのように調査していくのか、今後に期待したいと思います。
◇ ◇ ◇
さてさて、僕自身の釣りはと言えば、前々回の記事以降は中型のスズキを2本。
その後は2回連続ボーズを食らいました!!
僕の今シーズンの泉南スズキは既に終了しております(笑)
これからはフィールドを変えてスズキ、ヒラスズキをメインに狙っていきたいなと思っています。
泉南で出逢ったスズキ達!
そして泉南で出逢った皆様!
ありがとうございました!┏○)) ペコリ
【TACKLE】
ROD : FCLLABO UC10 2S
REEL : DAIWA 10セルテート3000
LINE : PE1.5号 + FC30LB
LURE : K-TENブルーオーシャン140SP
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