母にヒラスズキを。

たけまん

2021年11月29日 22:05



今年の春に4ヶ月ほど入院していた母。

コロナの影響もあって入院中は殆ど面会できなかったが、その間もリハビリを懸命に頑張ってくれたお陰で、今では入院前よりも元気な状態に戻っている。

数年前の大病、そして今回も乗り越えて来れたのは、母が決して諦めずに明るく前向きに努力してきたからであり、その姿勢には息子の私の方が励まされたほどである。


そんな母はヒラスズキが大好き。

もちろん食べる方ね!(笑)







奄美諸島の島育ち、そして釣り人を息子に持った母なので色んな魚を食べてきたが、「やっぱりヒラスズキが一番美味しい!」とよく口にする。

釣ってきた魚はいつも隅々まで綺麗に食べるから気持ちがいい。特に粗煮や塩焼きが大好きなようで、必要とならば箸を置いて素手で食べる。

捨てるのは骨と内蔵の一部くらいで、胃袋も肝も卵巣も粗煮で食べるし、鱗も素揚げにするほどだ。



粗煮。




鱗の素揚げ。




昆布締め。




皮の湯引き。




カマの塩焼き。




ヒラスズキ丼。





最近の私はタグ&リリースを一旦休止しているので、ヒラスズキをキープする機会が増えた。

JGFAからタグ&リリース年間功労賞を頂いたり、ソルト誌に掲載されたことを母は喜んでくれたけれど、ヒラスズキを持ち帰ったら鮮やかに喜んでくれるし、何より美味しそうにヒラスズキを食べている母を見るのが私は嬉しい。

母だけでなく近所に住む親戚達にもお裾分けをするが、いつも本当に喜んでくれている。刺身が苦手な叔母は私が釣ってきたヒラスズキの皮付きの刺身だけは何故かよく食べるし、皆が集まって「粗煮パーティー」が始まることもあるくらいだ。



ただ、あまり頻繁に持ち帰えると口が肥えてしまいそうだし、美味しさの感動が薄れてしまってはヒラスズキにも申し訳ないので、程々にしたいところではあるが…(苦笑)





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