泉南スズキの胃の内容物
ピピッ!
土曜日の終業時刻15時45分になるのをタイムレコーダーの前で待ち構え、なった瞬間にICカードを通してダッシュで退社!(笑)
夕マヅメの泉南にギリギリ滑り込みセーフで間に合いました!
時化始めでまだ波が弱く、濁りもない状況でしたが、何とか時合いで獲れた一本。
移動した先で地元のMさんとお会いし、最近のベイトの動向や釣果など貴重な情報を頂きました。
地元の近況を色々と教えて頂けると、自分としても戦略を立てやすいので有り難いですね。
そうして僕が立てた戦略は…
「ビール飲んで早く寝る!!」でした(笑)
朝マヅメの時合いに集中したかったのと、その後のデーゲームにも余力を残したかったからですね。
その朝マヅメ。
他のアングラーさん達はスズキを掛けてるのに、僕だけ全く当たらないという苦しい状況。
そんな中、何とかワンチャンスをものにすることが出来ました!
嬉しい一本!!
どうりで誘導しにくいと思ったら、ルアーを丸飲みされてました。
フロントフックも含めてルアーの半分が喉の奥に入り、回収不能に…(汗)
このスズキは80センチ・5キロの抱卵した個体でしたが、今回はキープさせて頂きました。
自然界を長年生き抜いたスズキの命、そして数十万粒もの卵を頂く訳ですから、しっかり捌いて美味しく食べなければなりません。
飲み込まれたルアーをそのままにしてリーダーをカットし、デーゲームをせずに納竿としました。
朝8時に帰宅。
まずは腹を裂いて卵を取り出します。
そして、ヒットルアーを回収。
次に胃の内容物をチェック。
サヨリやイワシが入ってるんかな~と思ったら…
入ってたのは…
ボケ(スナモグリ)でした!
しかも大量!
前日か当日に食べた様子で、全部で20~30匹は入ってましたね。
スズキが甲殻類を捕食することは至って普通なんですが、砂地に生息し、砂に潜る習性のあるボケを大量に偏食しているスズキを釣ったのは今回が初めてだったので、正直ちょっと驚きましたね!
タグ&リリースも一つの生態調査ですが、キープしてみなければ分からない生態も多いですよね。
釣り人、漁師、料理人などから胃の内容物を集計したら、まだまだ面白い発見があるかも知れませんね!
周辺のメインベイトはサヨリ。
しかし、胃の中は大量のボケ。
でも、バイトは表層ミノー。
産卵を控え、栄養を蓄える必要があるこの時期。
底層でボケを食ったスズキが、朝マヅメにベイトが動くと同時に表層での捕食スイッチが入ったのでしょう。
ルアーを飲み込むほどのバイト。
そして、胃の内容物。
今回も色々と勉強させて頂きました!
【TACKLE DATE】
ROD : FCLLABO UC10-2S
REEL : DAIWA 10セルテート3012H
LINE : PE1.5号 + FC25LB
LURE : トゥルーラウンド115F
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