災害ボランティア 和歌山県古座川町
災害ボランティアの活動場所を、早くから県外ボランティアを募集していた古座川町に決め、それまでの平日に準備や手続きなどを済ませました。
『災害派遣等従事車両証明書』を申請すれば、往復の高速道路の料金が免除されます。
大阪府庁へ出向き、発行して頂きました。
9月16日(金)の晩に出発。
予定のボランティア活動は土、日の2日間。
道中、「田辺・西牟婁・東牟婁・新宮」に大雨警報が発令中で、所々で大雨に見舞われました。被災地の状況が心配でしたが、約3時間の道程で、車中泊する串本町・潮岬に到着。
翌朝。
災害ボランティアセンターのある古座川町民会館へ。
到着するや否や、また豪雨!
そして中へ入ると・・・
ナント中止!(∋_∈)
警報が発令している限りは、中止せざるを得ないですよね・・・。
・・・さて、明日の朝まで何しましょ?
とりあえず近隣の河口のポイントがどうなっているのか気になってたので、下見を兼ねて見に行く事にしました。
古座川河口に着くと、なんと、いつも車を止める広いスペースが、先日の洪水で削られて無くなってます!
次に、那智勝浦町の太田川河口を見に行くと、こちらも河口の形が大きく変わってます!
洪水で砂山が決壊し、河口が対岸の集落側にできています。
通りすがりのご近所のお爺さんと立ち話をし、今回の災害のお話や、昭和初期の津波の被害など、色々と教えて下さいました。
太田川は、河口の砂山が決壊して良かったそうです。もし砂山が決壊せずに水が海に抜けなければ、周辺にかなりの浸水被害が広がっていたに違いない・・・との事。
そして車内で休憩を入れてから、夕まずめはマディーウォーターの古座川河口で竿を振りました。
シーバスタックルを辛うじて1セットだけ積んでました!(^▽^;)
いつもの場所や対岸にも先客がいたので、最河口のテトラ帯でチャレンジしましたが、やっぱりそんなに甘くはなく、ノーバイト・・・。明日のボランティアに備え、早々に切り上げました。
2日目の朝。串本町・橋杭岩にて。
綺麗なハイビスカスが咲いていました。
今日は天気良いので、ボランティア活動が行われるはず。
ボランティアセンターに到着。
様々な地域から来られたボランティアの方達。
早々に受け付けを済ませ、今回のグループは京都からの4名、串本町からの2名、そして大阪から個人参加の僕の計7名編成。
参加された方々の多くは、ボランティア団体や近隣の方々らしく、どうも僕のような県外からの個人参加は少ないようです。
オリエンテーションと、道具の貸し出しを受けて出発です。
そして、洪水に見舞われたお宅を訪問し、泥出しなどを中心に作業させて頂きました。
被災された方のお宅はアップ出来ませんが、かなりのダメージを受けた20世帯ほどの集落の内の一軒でした。
なんせ猛烈な記録的豪雨が長期間続いた為、上流のダムは水の流入量が多過ぎて、放流せざるを得ない状態。ダムとして機能出来なかったのですから・・・。
写真は、平常時に戻りつつある川の水位ですが・・・
洪水時は、水位が約5m上の道路を超え・・・
さらに道路よりも2m以上の青線まで水が達したと言う・・・。
約7~8mは水位が上昇しているし、避難指示が出てから、あっという間に川から、反対側の谷からと水が押し寄せたそうです。
流されたり、使えなくなった家財道具が次々と運び込まれ・・・
まだまだ、ほんの一部だそうです。
かなり複雑な心境になりました・・・。
自然豊かな古座川町には似つかわしくない光景です・・・。
夕方まで作業させて頂きましたが、印象的だったのは、被災された方々の表情が思いの外、明るかったこと。
そして、作業中に冷たいお茶や、甘くて美味しい梨や葡萄を頂いた時は、とても嬉しかったです。
古座川町の方々の優しさと強さに触れ、ボランティアに来た我々が逆に励まされたようでした。
僕ら釣り人、愛すべき魚達、大いなる自然、そしてその地域に住む方々・・・全ては繋がっていると思うのです。
釣り人として、僕に出来る「僅かばかりの恩返し」として今回参加させて頂きましたが、衝動を行動に変え、心迷わずに来て本当に良かったと思いました。
今後の早い復旧を願って、古座川町を後にしました。
そして・・・
僕は、やっぱり釣り人。
帰りの夕まずめも、古座川河口で竿を振ったのでした!
もちろん、僕らしくノーフィッシュでしたよ!! (^▽^;)
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