泣きボクロのヤリタナゴ
ヤリタナゴも今が旬。
泣きボクロのヤリタナゴ。
泣きボクロと言えば思い出す女性がいる。
しばらく過去を追いながら竿を振るが、タナゴのアタリがある度に一瞬で追憶は消える。
今、幸せを与えてくれるのは、目の前にある小さな煌めきなのですね。
タナゴという魚は特に、写真では表現できない、肉眼で見た者だけが知り得る美しさがある。
溜め息が出るほど見惚れてしまう美しいタナゴに、この春は幾度出逢えるでしょうか。
一年365日。
移り行く四季。
されど、身は一つ。
儚さはタナゴにあり、我が人生にある。
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